メモの取り方で仕事効率が上がる!8つのコツを紹介
もっと仕事を効率的にこなすために、素早くメモを取れるようになりたい。
仕事に活かせるメモ術ってないかな。
こんな悩みに答えます。
メモの取り方・コツを知って、仕事を充実・効率化させたい!
という人の参考になれば嬉しいです。
メモの取り方で仕事効率が上がる!8つのコツを紹介
Work illustrations by Storyset
メモを取る時のコツは、下記の通り。
- メモは1冊にまとめる
- 目次を作る
- 日付と会議のテーマを書く
- 要点だけを書く
- くり返し出てくる言葉は記号に置き換える
- 人名はアルファベットで書く
- 色で分ける
- 空白を作る
詳しく説明します。
メモは1冊にまとめる
いざという時に手元になければ、意味がないから。
スケジュールは手帳に…
会議内容はノートに…
と用途別に分けていると、複数のノートを持ち歩くことになってしまいます。
だから、スケジュールも含め、まず全てメモ帳に書き込んでおくと、知りたい時にさっと取り出せるのでおすすめです。
目次を作る
「でも全て書いていたら、色々なタスクがごっちゃになって、どこに何を書いたか分からなくなってしまうのでは?」
と思うかもしれませんが、大丈夫。
メモ帳の最初の数ページを使って、目次を作っておくのです。
急にメモを見返したくなった時、どこに書いてあるかをすぐに把握できるから。
メモにページ番号を書いていくのは、面倒に感じるかもしれません。
でも、実際は書き込んだところだけページ数が分かればいいので、「新しいページにメモをしたら、ついでにページ番号を書く」というのを習慣にしてしまえば、そこまで負担にはならないでしょう。
日付と会議のテーマを書く
日付とテーマは必ず書くようにしてください。
目次を書く時に必要になるし、メモを書く時の指標にもなるから。
最初にテーマを決め、目につくところに書いておけば、論点がずれてしまったり、関係ないことを書こうとしたりすることもなくなります。
また日付も分かりやすいところに書いておけば、いつどんな会話や行動をしたのかも把握でき、見返した時に便利です。
要点だけを書く
要点を見抜く力が身につくから。
そもそも、相手が話していることのすべてをメモするのは、専門家でもないかぎり不可能ですよね。
でも、ついつい関係ない情報も書き込んでいませんか?
「相手の話を要約しながら書く」
ということを意識すると、重要なことと重要ではないことを見分ける力が自然と身につきます。
くり返し出てくる言葉は記号に置き換える
記号を使うことで、無駄がはぶけるから。
例えば、
- 会議→△
- プレゼン→▢
- 資料→✕
というように。
自分が分かればいいので、言葉と記号に関連がなくてもOKです。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば素早く書けますよ。
人名はアルファベットで書く
言葉と同じ要領で、人名も省略してしまいましょう。
- 山田さん→Y
- 田中さん→T
というように。
「それだけだと分からなくならない?」
と思うかもしれませんが、日付とテーマをきちんと書いておけば、誰のことかは意外と分かるものです。
会議のメモの場合、どの会議に誰が参加していたかは、何となく覚えていますよね。
ちなみに、山下さんと山岡さんのように、アルファベットがかぶっている場合は、
- 山下さん→Y・S
- 山岡さん→Y・O
というように、2文字目のアルファベットをつけるなど、自分が見て分かる工夫をすればOK。これでも、いちいち漢字で書くより早いですよね。
色で分ける
メモは、三色ボールペンを使うのがおすすめです。
見やすいですからね。
たとえば、とても重要なところは赤、思いついたアイデアは青で書き込むなど。
メモを書いている最中に色を変える余裕がなければ、後からでも必ず色を付けるようにしてください。
そうすると、重要なところを見分ける練習になるし、メモを書いている段階から、「ここは重要だから、後で赤で囲もう」と頭の中で考えられるようになります。
空白を作る
メモは余白を作りながら取りましょう。
テーマごとにページを変えたり、一行空けて書くなど。
メモは必ず後で見返すものなので、その時に思いついたアイディアや、補足情報を書くためです。
それに、ギッシリ書き込まれたメモより、余白のあるメモの方が読む時も楽ですよね。
メモを取った後でさらに効率を上げるコツ(前田裕二氏『メモの魔力』)
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ここからはプラスアルファで、メモを取った後にやっておくとさらに効率が上がるコツを紹介します。
この方法は、前田裕二氏の著書『メモの魔力』を参考に、書き方を少し省略して紹介しているので、詳しく知りたい人はこちらの書籍を読んでみてください。
気づいたことはすぐにメモする
- あの映画のポスターはとてもかっこいいな
- 今日たまたま立ち寄った店は、すごく雰囲気がよかった
こんな風に、ほんの少しでも心が動くものに出会ったら、すぐにメモしてみてください。
自分の人生に活かせるアイデアは、日常生活のいたる所に転がっているからです。
「そんな一見どうでもいいことをメモして、アイデアなんか見つかるの?」
と思うかもしれません。
確かに、このままではただの感想です。
でもここから「抽象化」という作業を行うことで、物事の本質を見抜けるようになります。
メモは左ページに書く
上でも、空白を作るとよいと書きましたが、この方法では、左ページにメモを書き、右ページはまるまる空けておきます。
前田氏によると、
- 左側に左脳的な事実(=メモ)
- 右側に右脳的な発想
というように、脳の構造に合わせたメモの取り方をすることで、脳のポテンシャルを最大限に引き出せるのだそう。
なので、まずはメモ帳かノートの左ページに、上に書いたメモを取る際のコツを参考にして、事実を書いていきます。
右ページは2つに分ける
左ページで得た情報=インプットについて書いたら、右ページではアウトプットをしていきます。
まず、右ページの真ん中に縦線を引き、ページを左右に分けてください。
こんな感じ。(メモ帳が小さく左右に分けると書きにくくなってしまう場合は、真ん中に横線を引いて上下に分けても問題はないかと思います。)
そして右ページには、左ページに書いた情報から分かることをまとめていきます。
「WHY?」「HOW?」を問いかける
ここから、「抽象化」を行います。
左ページにまとめた情報に対して、「WHY?」もしくは「HOW?」を問いかけてください。
メモした事実に対して、
- なぜそうなったのか?
- どのようにしてそうなったのか?
を問い、他のことに応用できる法則や気づきを探します。
見つけたら、分割した右ページの左側に書き込みましょう。
上に書いた、
- 今日たまたま立ち寄った店は、すごく雰囲気がよかった
を例にとると、
Q:なぜその店は雰囲気が良いと感じたのか?
と問いかけます。
答えは、
A:壁や、商品の陳列棚が白で統一されていて、清潔感があり、広々とした空間に感じられたから。
ここまで分かったら、右ページの左側には、下記のように書いてください。
- 壁や家具を白で統一すると、清潔感が出て、広々とした空間に感じられる。
この事実は、お店のレイアウトだけでなく、自分の家や職場のデザインにも転用できますよね。
活かせることはないかを考える
右ページの右側には、「抽象化」して分かった事実から、自分の人生にどう活かすかを書いていきます。
右ページの左に、
- 壁や家具を白で統一すると、清潔感が出て、広々とした空間に感じられる。
と書いたのなら、
- 自分の家の家具も白で統一する。
- 会社にある自分のデスクも、小物は白で統一すると、清潔感が出て上司の印象もよくなるかも。
というように。
こうすることで、ただ「あの店は雰囲気いいな~」と思っているだけでは、たどり着けなかったアイデアを閃くことができるのです。
回りくどい作業に感じられますが、これを毎日コツコツ続ければ、いつかは本当に人生を変えてしまうような素晴らしいアイデアにたどり着けるかもしれませんよ。
まとめ:メモの取り方次第で人生は変わる
くり返しになりますが、メモを取る時のコツは、下記の通り。
- メモは1冊にまとめる
- 目次を作る
- 日付と会議のテーマを書く
- 要点だけを書く
- くり返し出てくる言葉は記号に置き換える
- 人名はアルファベットで書く
- 色で分ける
- 空白を作る
そして、さらにメモを活かして人生を豊かにしたければ、
メモに対して「WHY?」「HOW?」を問いかけ、そこから自分の人生に転用できることを考える。
これをやってみてください。
一見面倒な作業に思えても、これを何年、何十年と続ければ、何もしなかった人とは大きな差が開いているかもしれません。
メモの取り方次第で、人生は変わります。
読書を無駄にしないアウトプット方法!得た知識は必ず活用しよう
本は読むだけじゃなく、アウトプットしなければすぐ忘れてしまうというけど、どんな方法が効果的なんだろう。
面倒なことだと、長続きしないしな。
こんな悩みに答えます。
本の内容をきちんと記憶できるアウトプット方法を知って、読書で得た知識を活用したい!
という方の参考になれば嬉しいです。
読書を無駄にしない5つのアウトプット方法
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記憶の定着に効果があるアウトプット方法を紹介します。
樺沢紫苑さんの著書『読んだら忘れない読書術』によると、一度暗記したら、1日後、3日後、7日後に復習=アウトプットすると記憶に残るそう。
つまり、1週間に3回を目安に、これらのアウトプット方法を実践することをおすすめします。
読書ノートをつける
ベタですが、ちゃんと効果があります。
読書ノートを書く時、脳では様々な部位が活動しています。
- 本の内容を思い出す。
- 本の内容を要約する。
- 文字を書く。
- 書いた文字を目で確認する。
といったように。
特に、手書きの場合は指を細かく複雑に動かすため、脳の複数の領域が活性化します。
これによって、記憶に残るだけでなく、判断力や集中力のアップを促すこともできるのです。
読書ノートを記録するのは手間がかかることですが、その分効果は期待できます。
詳しい読書ノートの書き方については、下記の記事で解説しているので、よければどうぞ。
人に紹介する
相手は誰でもいいので、読んだ本を紹介してみてください。
人は、本で読んだことよりも、人との会話の内容の方をよく覚えているから。
読書は1人で行うものなので、適当にやっても困るのは自分だけです。
でも会話は相手がいるから、手を抜くわけにはいきません。
- 相手の話をしっかり理解しなければ
- 自分の話を分かりやすく伝えなければ
と、自然と集中して取り組みますよね。
だから記憶に残りやすいのです。
ただし、「面白かった」「つまらなかった」のような感想だけを述べるのはNG。
- 本に載っていた〜の実験の話が面白かった
- 〜という説は、自分が思っていたのとは全然違っていて意外だった
というように、具体的な本の内容を説明しましょう。
その方が会話もはずむし、相手に「博識な人だ」と思ってもらえますよ。
SNSを活用する
読んだ本の感想を、SNSに投稿するという方法です。
手軽にやれるので、「忙しくて読書ノートとか書いてる時間はない!」という方におすすめ。
特にTwitterは字数制限があるので、要点をまとめる練習になります。
まとめるのが難しければ、本を読んでこれから実践しようと思ったことをひとつ書くだけでもOKです。
自ら情報発信することで、同じような趣味の人とつながることもできるでしょう。
ネットにレビューを書く
SNSへの投稿から、もう一歩踏み出すイメージです。
自分のブログや、本の通販サイトなどに書き込んでみましょう。
上に書いた読書ノートに近いですが、こちらはネット上で多くの人々とシェアできるという違いがあります。
人に見られるからこそ、適当なことは書けませんよね。
特にレビューは、読んだ人がその本を買うきっかけになるかもしれません。
だからこそ、本を読む時から内容をちゃんと把握しようとするし、レビューを書く時も「正しい情報を書こう」と、自然と努力できます。
実践する
何だかんだでこれが一番です。
本を読み、自分の生活に活かせる学びがあったのなら、今すぐ実践しましょう。
何もしないなら、それは「知識」の持ち腐れになってしまいます。
失敗してもかまいません。また別の方法を試せばいいだけですからね。
そして実践したら、必ず「どうだったか」を振り返りましょう。
そうすることで、本から知識を得るだけでなく、実践してみて新たに分かることも
、知識として吸収することができます。
読書→アウトプットを続ける方法
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選ぶ、試す、繰り返す
無理に続けようとせず、まずは自分に合った方法を探してみてください。
ジェイク・ナップ氏、ジョン・ゼラツキー氏の共著『時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』によると、成功のコツは、「選ぶ、試す、繰り返す」ことだそう。
本から得た知識で人生をよりよくしようと思ったら、一度にすべてを変えてしまう必要はありません。
- 実行できる小さなこと1つを選び、それが自分に合っているかを試す。
- また別の方法を試す。
- 繰り返す。
これをやり続けます。何かを継続するというより、「試行錯誤を続ける」と考えましょう。
この記事では、読書後のアウトプット方法を5つ紹介しているので、まずはその中から一つを選び、実践してみてください。
うまくいけばそれを続ければいいし、ダメでもそこで終わりではなく、もっといい方法を探せばいいんです。
改善することをやめなければ、それは失敗にはなりません。
記録をつける
何かを継続したいと思ったら、どんな方法でもいいので、その日にやったか、やらなかったかの記録をつけてみましょう。
普段日記をつけている人ならそれに〇か✕で書いてもいいし、カレンダーを塗りつぶしていくというやり方でもOK。
読書の場合は、まず読んだ本のリストを作り、どんな方法であれアウトプットをしたら、チェックマークをつけるという方法もあります。
継続できていることを目で確認できると、自然とモチベーションも上がりますよ。
できなかった時のルールを決める
たった一度、できなかっただけでもうやめてしまう、という人は意外と多いんじゃないでしょうか。
そんな時のために、できなかった場合はどうするかをあらかじめ決めておきましょう。
- スクワットを5分間やる
- 英単語を3つ覚える
- 部屋の掃除をする
などなど、まったく関係ないことでもOK。
ポイントは、ちょっとだけ面倒くさくて、自分のためになることを選ぶこと。
これなら、読書後のアウトプットをサボっても、「これだけはやった」という達成感を得ることができます。
まわりの人に宣言する
周囲の人に宣言することで、あえて自分を追い込んでみてください。
自分との約束をやぶっても特に問題はありませんが、誰かとの約束は、そう簡単にやぶるわけにはいきませんよね。
たとえば、
「これから、1週間に一度、本の感想をツイートする!」
と宣言します。ツイートしてもいいでしょう。
一度言葉にしてしまえば、取り消せません。1週間たってもツイートがなければ、周囲の人は心配して「どうしたの?」と声を掛けてくるでしょう。
もしくは、「有言実行できない人だ」とあきれてしまうかもしれません。
周りの人に宣言することで、やらざるをえない状況にしてしまいましょう。
完璧にする必要はない
「継続」という言葉を聞くと、「一度も途切れさせてはいけない」と思ってしまいます。でも「習慣」は、必ずしもそうとは限りません。
一度やらなくなっても、また始めれば、それはまた「習慣」になります。
歯磨きや入浴だって、誰しも一度くらいサボったことがありますよね。
読書後のアウトプットに関してもそう。読書ノートを1カ月やらなかったとしても、その後半年間やり続けられれば、十分続けられたと言えるのではないでしょうか。
どんなことでも完璧にしようとこだわらず、「ちょっと休んでも、また始めればいい」と軽い気持ちでやってみてください。
まとめ:読書→アウトプットで知識を活用しよう
繰り返しになりますが、この記事で紹介した読書後のアウトプット方法は、下記の通り。
- 読書ノートをつける
- 人に紹介する
- SNSを活用する
- ネットにレビューを書く
- 実践する
ずっと同じ方法をやり続けなくても、時には他の方法を試したり、複数の方法を交互にやってみたり、好きなようにしてOKです。
あなたに一番合ったやり方を、あせらず、じっくり探してみてください。
読書ノートの書き方!本当に知識が身につき、続けられる方法
本の内容がなかなか覚えられないから、読書ノートを書いてみようかな。でも続けられるか不安。
知識がきちんと身について、続けられる書き方ってないかなぁ。
こんな疑問に答えます。
この記事では、私が実践している、本の内容を忘れないための読書ノートの書き方を紹介しています。
といっても、読書ノートは誰に見せるわけでもなく、人それぞれ自分の好きなように書いていいもの。
あくまでも数ある方法の一例として、参考程度にご覧ください。
- 読書ノートの書き方!本当に知識が身につき、続けられる方法
- 簡単にしたければ、なるべく文章は書かない
- 完璧を目指さない
- どうしても時間がないなら、デジタルもおすすめ
- まとめ:読書ノートは続けてこそ意味がある
読書ノートの書き方!本当に知識が身につき、続けられる方法
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私がやっている読書ノートの書き方を紹介します。
私は手書き派なので、その前提で紹介しますが、この方法はデジタルでも使えるかと思います。
用意するもの
紙とペンのほかに、付箋があるとかなり便利です。
- 読んでいてためになると感じたこと
- よく分からなかったところ
- 印象に残ったシーン
など、読書ノートに書き残しておきたいと思ったところに付箋を貼ることで、見返す時にすぐに該当箇所を見つけられます。
読みながらいちいちメモするよりも、付箋を使う方が読書の集中を妨げません。
ページの端を折り曲げてドッグイヤーにする方法もありますが、付箋であれば見返したいページだけでなく貼る位置で何行目からかまですぐに把握できるので、時短になります。
本を汚さずに済みますしね。
ルーズリーフがおすすめ
読書記録をつけるなら、ノートよりもルーズリーフに書く方がいいです。
一番の理由は、ルーズリーフなら折りたたんでしおり代わりに本に挟んでおけるから。
通勤時の電車の中やカフェなどで読書をする場合、本を読み終わった時にノートが手元になければすぐに記録が書けませんよね。
家で読み終えた場合も、ノートを引き出しの奥にしまい込んでいたら同じことです。
読書ノートを継続したいなら、読み終わったらすぐに書く。
これを習慣にしないと、後回しにして結局書かなかった、なんてことになりかねません。
またルーズリーフなら、後から目次を作ったり、作家順に並べ替えてみたり、好きなようにカスタマイズもできるので便利ですよ。
書いておくべき情報
本のタイトルや著者、出版社のほかに、出版年月日も書くことをおすすめします。
出版されたのが昔のものだと、実用書などの場合は書かれている内容が古く、現在では間違った情報とされている可能性があるから。
昔はどんな考え方をしていたのかについて知る分には役に立ちますが、それが今でも正しいと思い込んでしまうのはよろしくないですよね。
また小説の場合も、書かれた年代を知った上で読むと、物語の舞台や時代背景をイメージしやすくなります。
ここからは、専門書、実用書の場合と小説の場合に分けて、具体的な書き方を紹介します。
専門書、実用書の場合
専門書、実用書の読書ノートで書くことは、次の通り。
- 読む前に:読書の目的を明確にする
- 読む前に:本への質問をピックアップする
- 要約(マインドマップ)
- 質問の答え
- メモ
- これからやること
そう、本を読む前にやることがあるのです。
①読む前に:読書の目的を明確にする
- 中学英語をきちんと復習したい
- 自炊できるくらい料理が上手くなりたい
- モテるために異性の心理を知りたい
などなど、内容は何でもかまわないので、「本を読み終えたときにこうなっていたい」という目標を決め、読書ノートでもスマホでも、とにかく何かに書いておきます。
何事も、目標があれば人は達成しようと努力するからです。
何もせずすべてを覚えようとただ読むより、
「少なくともこれについてはしっかり理解したい」
と最低限学びたいことを決めておけば、他は忘れても、知りたいと思ったことさえ覚えていれば無駄にはなりません。
また、目標を目に見える形に書いておくことで、本の途中で挫折してしまいそうになったとき、目標を見返してモチベーションを上げるという効果もあります。
②読む前に:本への質問をピックアップする
①の目標をさらに細かく、具体的にするイメージです。
まず読みたい本の目次をざっと見て、
- これはどういう意味だろう
- これについてもっと詳しく知りたい
と、疑問に思ったことをいくつかノートに書きだします。
最初に決めた目標と関係ないことでも、気になったことなら何でも書いてOKです。
あらかじめ疑問をいくつか持っておくことで、
「自分が知りたいことはどこに書かれているか?」
とアンテナを張りながら読むことになり、より集中できるのです。
複数書いた場合は、それぞれに番号を割り当てておくと、後で答えを書くときに分かりやすくなります。
どうしてもなければ、無理に絞り出す必要はありません。最低1個、①で書いた目標に関する質問を書いておけば大丈夫です。
ここからは、本を読み終わった後に書いていきます。
③要約(マインドマップ)
要約というと、つらつらと文章を書かなければいけないイメージですが、ここではマインドマップを使った図式的な書き方で要約します。
マインドマップとは、左端、もしくは中心にテーマとなる物事を書き、そこからさらに連想される言葉を書いて線でつなぎ、放射状に広げていく思考法です。
この放射思考は、人の脳の構造に似ており、記憶しやすいとされています。
読書の場合、
- 本のテーマ
- 各章を大まかにまとめた短い一文
- 読んでいて重要と思ったこと
この3層構造で書きましょう。
こんな感じ。
読んでいて「あまり役には立たないな」と感じた章は、省いてしまってもいいです。
文章で要約を書くと、いちいち読み返すのも面倒だし、一番重要なことがどれなのかも分かりにくいですよね。
この方法であれば、どの情報がどれと関連しているのかが一目で分かり、本の構成や著者の主張も視覚的に理解できます。
④質問の答え
②で書いた、本への質問の答えを書いていきます。
答えはなるべく簡潔に、1~2文ですませましょう。あまり長いと、書くのも読み返すのも億劫になってしまいます。
答えが見つからなかったり、思っていたのとは違う内容が書かれていた場合は、正直にそのことをノートに書けばOKです。わざわざ調べたりする必要はありません。
⑤メモ
④で書いた質問の答え以外で、新たな気付きや覚えておきたいことなどがあれば、箇条書きでまとめます。
ただし、ここでも長々と文章を書いてはいけません。1~2文でまとめましょう。
こうすることで、重要な部分を見分け、要約する能力が自然と身につきます。
⑥これからやること
読書から得た知識を自分の生活に活かせなければ、読んだ意味がありませんよね。
得た情報をもとに、これからやることを書きます。
具体的にどうするのかを目に見えるかたちにすることで、より強く印象づけられ、普段の生活でも意識するようになるからです。
例えば、英語の勉強法についての本であれば、
「今自分がやっている英語学習にこの方法を取り入れてみよう」
とすぐに思いつくでしょう。
ですが、歴史書や、海外の難民問題についての本などの場合は、自分の生活に当てはめて考えるのは難しいかもしれません。
無理に見つけようとすることはありませんが、でも、どんなことでもいいので書くようにした方がいいです。
読んでそれで終わりより、その後も行動することで、同時に本の内容も関連して思い出せるから。
- 過去の偉人の失敗に学んで自分はこうする
- 世界の紛争についてもう少し調べてみる
など、最低限実行できることを書いてみてください。
小説の場合
小説の読書ノートで書くことは、次の通り。
- 評価と一言感想
- 要約
- 印象に残った場面・感想
- メモ
個人的には「小説はあくまで自分の楽しみのため」という認識なので、自己成長というより、感じたことや思ったことを記録する目的で書きます。
①評価と一言感想
評価は、100点満点中~点や、★の数でつけるなど、好みでOKです。
感想はシンプルに、
- 最初はいまいちかと思ったけど、最後は面白かった
- ちょっと盛り上がりに欠けた
- 主人公にすごく共感できた
こんな感じで、物語全体を通して思った一言を書くだけにしましょう。場面ごとの具体的な感想はあとで書くので。
評価や感想を書くのは、のちのちその本を読み返して、前に読んだときとは違う感想になった場合、自分の感性の成長や変化を感じられるからです。
また忙しい人にとっては、ノートを見返した時に、長々と書かれた感想文を読むより、評価と一言感想がパッと分かる方がいいですよね。
②要約
小説の要約も、文章では書きません。
専門書、実用書とは違ってストーリーがあるので、マインドマップにまとめることはできませんが、こちらは矢印を使ってストーリーの流れを簡単にまとめます。
例えば、超有名な『桃太郎』なら下記のような感じ。
めちゃめちゃ簡単な要約ですが、どうせ自分しか見ないので、自分が分かるようにまとめればいいんです。
「いやいや、子供向けの昔ばなしと違って、小説はこんなに単純にはまとめられないよ!」
なんて思うかもしれません。
でも、複雑で長いストーリーに思える小説も、全体を見ると、単純な一つの流れになっているものです。
物語が大きく動くターニングポイントが必ずあるので、そこだけを抽出してまとめてみてください。
この作業をすることで、物語を楽しむだけでなく、普段の仕事や生活においても、何が重要なのかを自然とつかめるようになります。
③印象に残った場面・感想
印象に残ったシーンのページ数と簡単な説明を記入し、下に感想を1~2文書きます。
台詞や文章が心に残った場合は、そのまま書き写し、その下に感想でもかまいません。
こうする理由は、文章で書くよりも、場面の説明と、それに対する感想を分けて書く方が見やすいからです。
どんなに感想をノートいっぱいに書いても、実はそのほとんどがシーンの説明で、感想はほんの一言だけだったりしませんか?
どうせ同じなら、一目で分かる方がいいですよね。
④メモ
- 分からなかった熟語
- 作者に対して思ったこと
など、ストーリーとは関係ないけれど、書き残しておきたいことがあれば、ここに書きます。
本当にメモ程度で、特になければ書かなくても大丈夫です。
簡単にしたければ、なるべく文章は書かない
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ここまで読んでもらえば分かると思いますが、とにかく私の読書ノートは文章を書かないようにしています。
理由は単純に、面倒だから。
文章で書こうとすると、どうしてもきちんとしたいいものを作ろうとしてしまうんですよね。
文と文のつながりを考えたり、かっこつけて難しい言葉を使おうとしたり……。
文章力を磨きたいなら話は別ですが、読書ノートの目的が「本の内容を忘れないこと」と「ノートを書き続けること」なら、書くものはなるべく簡単にした方がいいです。
そもそも文章力なら、本を読むだけでかなり身につきますしね。
完璧を目指さない
べつに一度書かなかったからといって、ペナルティーがあるわけではありません。
無理に「書かなければ!」と自分に強制して、書くこと自体が嫌になってしまっては本末転倒です。
毎回書かなくてもいい、覚えておきたいと思う内容があったら書く、くらいの心づもりでいましょう。
また、上に書いた読書ノートの書き方の全てを真似しようとする必要もありません。
最低限、これは書いておきたい、と思うものをピックアップしてそれだけを書くでもいいし、ほかのサイトに載っていた方法とあわせて使ってみても全然OKです。
とにかく、「ダメでもともと、うまく継続できればラッキー」という気持ちでいましょう。
どうしても時間がないなら、デジタルもおすすめ
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アナログのメリット
最初の方で、私はデジタルではなく手書き派だとお伝えしました。
理由は、紙に書く方が記憶に定着しやすいから。
- 書く内容を思い浮かべる
- 字を書く
- 書いた字を目で見る
これらの動作は、脳のそれぞれ異なる部位で行われるため、記憶されやすいのです。
スマホやパソコンだと、特定のボタンを押すだけですからね。
デジタルなら時短になる
もちろん、デジタルで記録するのは意味がないというわけではありません。
スマホやパソコンで書くメリットは、
- すぐ修正できる
- 整理しやすい
- 見たい記録がすぐ見つかる
要するに、手間がかからないのです。
手書きで書いている余裕なんかない、という人は、デジタルをおすすめします。
どんなやり方であれ、記録する方が、何もしないより効果がありますからね。
また、オンラインでノートを多くの人と共有できるようなサービスを利用すれば、同じ趣味の人と楽しく継続することができるでしょう。
まとめ:読書ノートは続けてこそ意味がある
くり返しになりますが、私が実践している読書ノートの書き方は以下の通り。
専門書、実用書の場合
- 読む前に:読書の目的を明確にする
- 読む前に:本への質問をピックアップする
- 要約(マインドマップ)
- 質問の答え
- メモ
- これからやること
小説の場合
- 評価と一言感想
- 要約
- 印象に残った場面・感想
- メモ
こうして見ると書くことが多そうに思うかもしれません。
でも、文章にしないようにするとあまり悩まずに書けるので、そこまで苦痛には感じないです。
とはいっても、特に専門書、実用書の時が書くことが多くて大変そうだと感じるかも。
そういう時は、書く項目を好きなように減らしてもらってかまいません。
ただ、6のこれからやることは、何かしら書いた方がいいです。
結局、実践しなければ身につきませんからね。
以上、この記事があなたの読書ノート作りの参考になれば幸いです。
読書習慣をつけるメリットは?読書から得られる7つの効果
読書はした方がいいっていうけど、時間もないし、なかなか習慣化できない。そもそも読書ってそんなにいいものなの?
それに、どうすれば読書習慣が身につくんだろう。
こんな疑問に答えます。
「今まであまり本を読んでこなかったけれど、やっぱり読書を習慣にしたい!」
という方の参考になれば幸いです。
読書習慣をつけるメリットは?読書から得られる7つの効果
Work illustrations by Storyset
読書にはメリットしかありません。その効果を7つ紹介します。
1.教養が身につく
読書をすると、知りたいと思っていた以上の知識を得ることができます。
本には、著者の知識が凝縮されているからです。
例えば、上司の気持ちを知りたいと思って心理学の本を読めば、目上の人との人間関係を築くコツを知ることができるでしょう。
その他にも、
- 異性にモテるテクニック
- リーダーシップを発揮する方法
- そもそもの心理学の成り立ち
などなど、欲しいと思っていた以上の知識を得ることができます。
知識なら、インターネットからでも得られる?
たしかに知りたいことがあれば、パソコンやスマホで調べればすぐに解決できます。
ですが、得られる知識の量は、圧倒的に本の方が大きいです。
なぜなら、一冊の本をきっかけとして、さらなる興味を広げていくことができるから。
ネットの場合、調べて知りたいことが分かったら、そこでおしまいです。
でも、本を一冊読み終わる頃には、その分野全体に興味がわいて、
「もっと専門的なことが知りたい」
「分からない単語がいくつかあったな、もう少し初心者向けの本を読んでみよう」
「コラムでちらっと書かれていた別の分野の話が気になったな、この本の著者はそれについての本も書いているかもしれない」
と、さらに別の知識に触れるきっかけをも、もたらしてくれます。
2.読解力がアップする
読書習慣がある人は、文章を正しく読み解く力を持っています。
日頃から文章に触れ、
- 分からない言葉の意味を調べる
- 複雑な文章の構造を理解しようと頭を使う
- ややこしい文章を、「つまりこういうことか」と頭の中で要約する
といった、読解力をアップさせるために必要な訓練を、普段から無意識に行っているから。
読解力がある人には、下記のようなメリットがあります。
- 仕事で必要なメールや会議の資料を正しく読み取れる
- 同僚や友人との会話で、相手の伝えたいことを正確に理解し、スムーズに返答できる
- AIが苦手とされるのが読解力であり、将来的に読解力がある人材が重宝される
才能なんて関係ありません。こんな超重要なスキルを、日ごろから本を読むだけで得られるならば、やらない理由はありませんね。
3.文章力がアップする
読む本そのものが、文章を書くための教科書になるからです。
例えば、サッカーの上達方法として、練習の他に、サッカーの試合を観てプロの技術を学ぶというものがあります。
やみくもに身体を動かすよりも、上手な人の動きをマネする方が上達は早いですよね。
それと同じで、
- 正しい文法
- 正確な言葉の使い方
- 分かりやすい文章の構成
で書かれた本を読むことで、自然と文章力が身につくのです。
4.想像力が豊かになる
本を読みながら様々な場面をイメージすることで、想像力が鍛えられます。
小説なら、
- 登場人物たちはどんな顔をしているのか
- 嬉しいときや悲しいときはどんな表情をするのか
- どんな場所にいるのか
など、頭の中でそのシーンを映像としてイメージしますよね。
また専門書や実用書を読むときも、そこから得た知識をどう活かすか、具体的に想像するでしょう。
そうした一つ一つの積み重ねで、下記のような想像力のある人になれます。
- 少ない情報からでも様々な可能性を想定し、対応できる
- 相手の気持ちを想像しながらコミュニケーションがとれる
仕事でも、プライベートでも、想像力のある人はよりよい成果と人間関係を得られます。
5.ストレス解消になる
読書には、ストレスを解消する効果もあります。
本に没頭することで、悩みを忘れることができるからです。
例えば、
- 感動する本を読んで思いっきり泣く
- 主人公が悪いヤツをとことんこらしめるストーリーを読んで、すかっとする
こうした体験で、心が軽くなったことはありませんか?
実際、アメリカやヨーロッパでは、精神疾患の治療法として「ビブリオセラピー(読書療法)」が実施されている地域もあり、医学的にもその効果は認められているのです。
6.メタ認知能力が高まる
メタ認知とは、
「自分が認知している状態を、もう一人の自分がさらに客観的に認知している状態」
のことです。
この能力が高い人は、想定外の問題が起きても冷静に対応でき、人間関係においても感情的にならずに相手を思いやって接することができます。
ただ自分を客観的に分析するだけでなく、分析したうえで「ではどうすればいいか?」というところまで考えて、行動するからです。
たとえつらい出来事があったとしても、
- つらいと感じる原因は何か?
- どうすればその原因をなくせるか?
と、一歩引いて冷静に考えることで、問題をより早く解決できますよね。
このメタ認知能力を高める効果があるのが読書。
本は基本的に第三者視点で描かれているので、「一歩引いて物事を見る力」が自然と身につくのです。
7.コミュニケーション能力が上がる
読書をすると話題が豊富になるだけでなく、相手の気持ちを考えながら話せるようになります。
上に書いたように、教養が身につき、想像力が豊かになるから。
ただ知識をひけらかすだけの人は嫌われます。
でも、相手がどう思っているかを理解して、適切な時に知識を披露できれば、博識な人だと認識されるでしょう。
話題が豊富で会話が途切れないので、「話していて楽しい人だ」とも思ってもらえます。
読書は最高の自己投資
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ちなみに、読書がしたくても、お金がもったいなくてなかなか本が買えない、という人もいるでしょう。
でも、むしろ本代をケチる方がもったいないです。
なぜなら、本を読むことは最高の自己投資だから。
読書と年収の関係について、2009年の日経新聞の調査から興味深い結果が出ています。
書籍購入費の月間平均に関して、
- 年収800万円以上の人は、2,910円
- 年収400万円~800万円の人は、2,557円
- 年収400万円未満の人は、1,914円
つまり統計的に見れば、普段から本にお金をかける人ほど、年収が高くなるということです。
本代を惜しんで、成功するチャンスを逃すことはありません。
メリットだらけの読書習慣を身につける方法
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では、どうすれば読書を習慣化できるのか。ここでは、6つの方法を紹介します。
まずは1日10分、自分が読みやすいと思う本から
普段本を読んでいない人が、いきなり難しい本に手を出しても、すぐに挫折するのは当たり前です。
まずは気になった分野の入門書から読みましょう。
長時間読み続けることができないなら、通勤時の電車に乗っている時間や、寝る前の10分間など、短い間に集中して読むのも一つの手です。
人は、短い時間の方がより深く集中できます。
1時間だらだらと読み続けるより、10分間の集中読書を1日に数回行う方が、内容も頭に入り効率的なのです。
全てを読もうとする必要はない
メンタリストDaiGoさんの著書『知識を操る超読書術』によると、本が読みきれないと悩む人の9割は、本の最初の章で挫折しているそうです。
これは、本の最初から最後まで順番通りに読もうとしているから。
小説なら話は別ですが、ビジネス書や実用書、専門書の場合、1章から順番に読む必要はありません。
大抵は章ごとにカテゴリ分けされているので、途中をとばして読んでも内容が分からなくなることはないからです。
読みたいと思っていたところへたどり着く前に挫折してしまうくらいなら、気になるところを先に読んでしまう方が本を無駄にせずにすみますよね。
本を読もうと思ったら、まず目次を見てどの章が気になるかを探し、そこから読み始めるという方法がおすすめです。
読書の目的をメモしておく
「小説なら最後まで読めるのに、ビジネス書、専門書、実用書などはいつも途中で飽きてしまう」
という人は、読む前に、
- 何のためにこの本を読むのか?
と自問し、その答えをメモしておくことをおすすめします。
なぜなら、目的=目標がはっきりしていれば、モチベーションを維持できるから。
目標がなければ、ゴールの見えないマラソンを延々と走らされるのと同じで、途中で力尽きてしまいます。
書いたら、そのメモを本のしおりにしたり、付箋に書いて本に貼っておくのがおすすめです。
目標は具体的に
ちなみに、目標はより具体的な方がいいです。
- ダイエットをしてやせる
ではなく、
- ダイエットをして5キロやせる
というように。
あいまいな目標だと、「このくらいでいいや」と妥協してしまうからです。
「5キロやせる」と決めておけば、2キロや3キロ減っただけでは「もういいや」とはならないでしょう。
読書においても同様で、「何をどの程度学びたいか」を具体的に決めてから読み始める方が、きちんと理解でき、挫折することも少なくなります。
図書館を利用する
どうしても本を買うお金がないなら、図書館を利用するのも手です。
何といっても、無料で借りられますからね。
書店で買おうとすると、どうしても「お金を払う以上、いい本を買わなければ」と悩み、結局買わないという人もいるでしょう。
でも図書館であれば、気になった本をたくさん借りて、ちょっと読んでみて合わなければ返してしまえばいいのです。
図書館の本で試し読みして、本当にいいと思った本を書店で買うのがおすすめです。
読書ノートをつける
「せっかく本を読んでも、しばらくすると内容を忘れてしまい、結局は時間の無駄になる」
という人は、読書ノートをつけて得た知識を記録するといいでしょう。
情報を脳に定着させるには、得た情報を引き出すアウトプットが効果的だから。
書くことによって頭の中で情報がきちんと整理され、知識として吸収されやすくなるのです。
読書ノートなんてめんどくさい、と思うかもしれませんが、たった一言感想を書いておくだけでも、何もしないよりは意味があります。
また記録が増えて行けば、これだけ読んだのだという自信にもつながりますよ。
読書ノートの書き方について知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
まとめ:読書習慣をつけるとメリットしかない
結論は、何でもいいから今すぐ本を読むべき!ということです。
読書には、メリットしかありませんからね。
読書習慣を身につける方法は、人によって合う合わないがあると思うので、色々試して自分なりのやり方を探してみてください。
スマホにさわる時間を読書に変えてみれば、世界が違って見えるかもしれませんよ。
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2021年6月25日 ペンギン